#002 藤井隆 ミュージシャン藤井隆のキャリアが分かるベストアルバムをリリース

<若い世代とのコラボレーション>
M:若い世代の方と一緒にやられていかがでしたか?

F:僕は音楽的な知識があるわけではないので、年下の方という意味でお話させていただくと、 tofubeats さんのツアー初日で tofubeats さんが僕のことを「さあ、ディスコの神様を呼びましょう!」と言ってくれて。
自分はそんなんじゃないんですけど「ああ、そういう感じでステージに出たらいいのね」と思わせてくれて、お上手に言うなあなんて思っていたら、客席から「タカシー!」という声があがると tofubeats さんが「年上の人ですよ?藤井さんでしょ?」なんて返しながら会場を盛り上げてくれました。後は自分が出ていけばいい状態に完璧にお膳立てしていただいて。
それまでの自分は東野幸治さん、今田耕司さんなんかの“お兄さん方”がいらっしゃるところで「お兄さん!ヨッ!」とついていくのがしっくりくるポジションだと思っていましたし、例えば「藤井一座でーす」みたいな、後輩を引き連れて飲みにいくようなタイプではなかったので、  tofubeats さんが音楽の力で「僕らのアニキ」とかではなく、「ディスコの神様」と呼んでお膳立てしてくれたのは歳を重ねてきて良かったなあと思うことです。

彼の年齢も1歳下とかでなく、小さい時からテレビを見たり、CDを聴いてくださってた世代の方と同じ目線があるからやってくださったことだと思いますし、それは本当にありがたいことだと思います。

<いくつかのフェスに出演して>
M:藤井さん主催のフェスとか開催されたらきっと面白いですよね。

F:そういう風に思って下さるのはホントうれしいです。 DJミッシェル・ソーリー さんは元々「 申し訳ないと 」を主催されていて、イベントも百戦錬磨の方で、今このフェスおいしいですよ!っていうフェスにいくつか参加させてもらったんです。本当に呼んでいただいてよかったと思うイベントばかりでした。

佐渡島と新潟を結ぶフェリー会社が主催のイベントで、フェリーに乗って佐渡島へ行ったんです。で、ステージに上がったらご年配の方もたくさん見に来てくださってて。「今日は新潟からたくさんお越しと聞きましたが、佐渡島の方はいらっしゃいますか?」と聞いたらたくさん手が挙がったんです。決して若い方ばっかりじゃなかったんですよ。で、年配のお客様が昔、出た朝のドラマを「あの時見てたよ」って言ってくださって。当時は何年後かにどうつながっていくかなんて分からず無我夢中にやってたのに。

仕事で悩んだこともあったんですけどテレビに育てていただいたから、そういうおじいさま、おばあさま方が自分のことを知ってて下さったのがうれしかった。そういうこともミッシェルさんがフィクサーじゃないけどつなげてくれたのかなと。

M:名プロデューサーさんですね。ミッシェルさんとはこれからもずっと一緒に活動されていきますか?

F:はい。これからも、ミッシェルさんが嫌というまでね。自分のレーベルのマスターマインドにも入ってもらって、ご意見をいつもいただいてます。

<セルフ・プロデュースを始めた理由>
M:ヴィジュアル面のお話もうかがいたいのですが、前作「COFFEE BAR COWBOY」も今作も、ジャケットやPVなども藤井さんがお作りになられているそうですね。とてもこだわりが感じられますが、ご自身でやろうと思ったきっかけはなんですか?

F:昔から自覚はなかったんですけど、好きな物とか、好きな場所とか時間とかそういうものが割とあるということに気づいたんですよ。で、今までは本当にそういうアートディレクションとか各ジャケットにも恵まれていて、本当に好きなものばかりなんですけども。

でも、ちょっと前から全責任を取りたくて。いいものが出来上がったら「あっ、藤井はこういうものが好きなのね」って評価して欲しいし、変なものだったら自分の責任にしたかったから、自分の好きな物をすごく考えるようになって。それからですね。

M:自分の好きな物がよくわかっていないとできないことですね。前作のジャケットはノンアルコールでも酔っぱらう人を取り締まる警官ということだそうですが、今回はタクシードライバーで、これも何か理由がありますか?

F:道路がすごく好きで。

M:道路!

F:はい。アスファルトの道路がすごく好きで、自然に囲まれたの山の中とか海とか自然を感じるものももちろん場面的には好きなんですけど、でも結局僕はアスファルトの道がすごく好きで。それを「COFFEE BAR COWBOY」の時に気づいたんです。で、今回もやっぱり「道」で「Audio Visual」っていうものをまずお届けしたくて。

(前回のジャケットのイメージは)さっき言ってくださったように、曲自体がノンアルコールでライダーたちがハイになっていく曲を集めたかったってことで、それを取り締まるのがジャケットのポリスだったという話なんですけれども。今回はデビュー曲から一番新しい曲まで一緒に乗っていただいて。「乗る」っていうのはライドするって意味とこういうノリ(ノリノリなジェスチャーをする)の意味をかけてノッていただいて、目的地までお届けするドライバーって感じですね。

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